看護師の離職率

就職や転職に強い看護師資格ですが、実はその離職率の高いのです。

看護師の初年度の離職率は、長い間1割と効率でした。
たいへんな勉強をし取った看護師資格ですが、実際に就職してみてやはり身体
的にきつい、精神的につらい、ということで離職する人が多いのもこの職業の
特徴です。

ただ、この離職率は今低減傾向にあります。
2010年の調査ではこの初年度離職率は8.9%と初めて8%台の低下しま
した。
また、全体の離職率も11.9%とここ数年上昇傾向だったのが2004年水
準まで戻っています。

この離職率の低下は、看護師の職場改善や多様な勤務体制の導入により看護師
が選択できる働き方の幅が広がったことが一番の理由と言われています。つま
り具体的には現場での看護師教育体制の確立、勤務制度の改善、特に宿直制度
の見直し、3交代制への移行などがあげられます。

さらに看護師の給料のみなおし、待遇の改善も離職率の低下に繋がっています。
専門性を求められる看護師はそれなりの待遇を与えるのが相当という医療機関
側の配慮も働いています。

しかし、地方と都市部との格差は依然あるようです。データによると東京の看
護師の離職率は、秋田の看護師の離職率の3倍高いそうです。
その理由は、より高い給与を求めての転職という面と、看護師不足からの職場
環境によるいやいやながらの離職という両方の面があると言われています。

地方で働く看護師にとって大都会での看護師の職場は、待遇、設備、そしてそ
の働きがいの面からたいへん魅力的に見えます。給与格差は大きく、1.5倍
から2倍あると言われています。
しかし現実的には都会での看護師の仕事環境はまだまだ悪いところが多く、特
に中核となる病院の環境は看護師不足からなかなか完全されていません。
こうした理想と現実のギャップに悩み、離職してゆく看護師はまだまだ多く、
看護協会にとって大きな課題の一つになっています。

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