看護師に期待される役割

日本はこれから高齢化社会を迎えます。65歳以上が4人に1人という社会を
迎えるときに、看護師に期待される役割とは何でしょう。就職や転職のときに
必ず聞かれる質問ですから、看護師を目指すときはあなたなりの答えを整理し
ておく必要があります。

高齢社会を語る時によく出てくる話題が「看護と介護の違い」です。
これを言葉の定義としてでなく現場で働く看護師として解釈し実践することが
看護師のこれからの将来にとってたいへん重要なことになるのです。

看護師とは、医療、保健、福祉などの場において以下の事柄を行う医療従事者
の呼称です。

* 医師等が患者を診療する際の補助
* 病気や障害を持つ人々の日常生活における援助
* 疾病の予防や健康の維持増進を目的とした教育

一方、介護福祉士は、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害
があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた
介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこ
とを業とする者、と法律ではなっています。

この違いはつまり医療の従事するのかしないのかの違いです。そして看護を受
ける側、介護を受ける側から見るとそれぞれに期待する役割は大きな違いがな
く、患者として接するのか要介護者として接するのかの違いでしかありません。
患者と要介護者が同一な方が増えていくのが高齢化社会です。看護師からこの
2つの違いに線引きをすることはたいへん現実に即さない間違いを起こすこと
に繋がります。

これから看護師に求められることは、患者、特に高齢者に対する「知識、経験、
態度」とよく言われています。
知識とは専門的な知識だけでえなく、人間として患者さんと接するコミュニケ
ーション能力を含んだ意味です。人と接する仕事としてもう一度看護の仕事を
見つめなおすことが大切と今、言われています。

さらにそのための経験がますます重視されるようになります。
患者さんは人それぞれ違いますから、個々にあった看護の提供が必要です。そ
の見極めには経験が不可欠です。

そして最後は態度。
看護師としての態度ではなく、人としての態度をしっかり持てることが今、看
護師に求められています。看護、介護を超えて基本である「人のために尽くす」
という精神が今一度大切になっているのが現代です。

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